女将ゆりこさんの温泉への熱い想い

ゆりこさんが語る

禅の湯の温泉談話
 

 

雪深い長野県出身のゆりこさん。 住職の奥様で、禅の湯の女将さんです。
そんなゆりこさんが どうしても温泉を掘りたいと思ったバックグランドを話してくれました。
ゆりこさんが大学生の時に旅行に来た禅の湯(当初は天城ハリスコートユースホステル)で、住職が手伝いをしていたそうです。そして2度目の出会いでプロポーズされ結婚。

当初夫婦は東京で暮らしていましたが、長男を都内の小学校に通わせ学童にいれ鍵っ子生活を送らせることに不安を感じ、母親が家にいて仕事が出来るほうが子供達のためになると強い決意で伊豆に嫁いできました。それから、20年。 必死で住職と家業であるユースホステルを営み、子供達を3人大学進学させ、一番下の次男が社会人になるタイミングで宿をやめようとおもいましたが、やはり温泉を掘ることが諦めきれず温泉採掘を決意しました。

はじめは、お水が出て、その後2回目の採掘でぬるめの温泉にあたりました。それでも沸かさなければいけないので、やっぱりあきらめきれず、もう一度申請をし、半年後、3度目の採掘。そしてやっと、源泉でそのまま入れる温泉を掘り当てることができました!!

当初は商売もやめていたので、もともとのユースホステルの湯舟に温泉を引いて、家族だけで入っていたとのこと。
『3か月くらいかな~ 毎日温泉に入れることが何より幸せでしたが、自宅のお風呂だけだとどうしても湯の温度が上がらなかったのと、湯量が豊富な源泉かけ流しの温泉に自分たちだけで入ることがなんだか申し訳ないきがして、、、まずは檀家さんに、、そして町の人に、、そしてお客さまにも入ってもらいたい温泉だなっという想いが強くなったんですよね~。』
『で、とうとう家族会議の末に、もう一度商売をやることを決意して、娘に戻ってきてもらいながら、天城ハリスコートユースホステルから宿坊禅の湯になって再スタートをすることになりました』
と早口で嬉しそうに話してくれる ゆりこさん。

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『慈眼院は、毎年 弘法大使さまを祭っています。曹洞宗の曹洞宗の本尊さまは、仏教の開祖である釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ・お釈迦さま)で、弘法大使さまは真言宗の本尊さまですが、
不思議と昔からうちのお寺は弘法大使さまを大切に想っております。弘法大使さまといえば、独鈷の湯で知られる温泉を掘り当てることで有名な方です。修善寺温泉も弘法大使さまに由来するといわれています。
うちの温泉も、弘法さんのお恵みだと確信しております。とにかくありがたい。ありがたいと、感謝の日々でございます。』

『毎日 自分の温泉に入れることが一日の活力。朝お客様が入る前に温度のチェックをかねて、そしてお客様のお時間の後、一日の感謝を込めて温泉に入ることが何よりの幸せなの』とニコニコとおっしゃっておりました。

温泉が大好きで、禅の湯で温泉が出るまでは、県外の温泉にも通っていたほどの温泉好きのゆりこさんが禅の湯の泉質について話してくれました。

「うちの温泉は、慢性皮膚炎によく効くと言われます(かぶれや虫さされ、皮膚の炎症など)。慈眼院は、この地域では目の神様と言われていまして、私は眼に良いと信じていまして、毎日温泉で目を洗っています。最近は老眼で困っているんですけどね(笑)。あと岩盤浴が付いて日帰り温泉1000円(タオル付き)は凄いお得な金額設定だとおもっております。それは やっぱりお寺だから 施すという気持ちとたくさんの方に入って欲しいからこの金額設定にしたんですよ」

“ゆりこさんから宿泊で利用する方にひと言” 

「お風呂の入り方としては、ゆっくり湯船で温まって頂いて、それから露天風呂のデッキチェアでクールダウンしてもらって、そこから岩盤浴でゆったりと熱を感じて頂き、またデッキチェアでゆったりとクールダウンという流れです。」

「ぜひ1泊2日するのであれば、食事前、寝る前、朝の3回入っていただきたいですね。弱アルカリ性の源泉掛け流し、加水加温なしの素晴らしい温泉ですので、湯疲れしにくい温泉なんです。飲泉もできます。当館の敷地内に自家源泉があるので新鮮極まりないんです。酸化したり、温泉が悪くなる瞬間がないくらい新鮮なんです。露天風呂はヒノキを使った肌にやさしい湯舟、道路には面していますが、建物の前の自然と一体化したロケーション。月を眺めながら、風を感じながら、空を見ながら、お楽しみいただきたいです。」

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『住職にも温泉に毎日入って長生きしてほしいわ♬』とのこと。
温泉への想いがものすごく熱いゆりこさん。弘法さんのお恵みの温泉をぜひお楽しみください(#^^#)♬

天城温泉禅の湯 温泉のご紹介

【源泉名及び湧出地】 梨本温泉  梨本17号

賀茂郡河津町梨本藤冠1072-1

【泉質】           カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉

        (低張性・アルカリ性・高温泉)

【泉温】            49.5℃

【湧出量】               169リットル/min

【PH 値】                 9.0

【泉質別適応症】      きりきず やけど 高血圧症 動脈硬化症 慢性皮膚病 他

【加水】                  なし

【加温】              なし

【循環】                  なし

【殺菌等】               温泉に薬品等の使用はなし

【方式】                  全ての浴槽とも 源泉掛け流し方式

 

 

平成17年 4月15日

財団法人静岡県生活科学検査センター

理事長 石川達郎